コワーキング リサーチ / 料金指数 約6分で読めます

大阪コワーキング&小規模オフィス料金インデックス 2025

大阪で「作業場」を探す人の最大の悩みは結局いくら掛かるのか。本稿は2025年の主要プラン(時間・日・月額/専用席・個室/バーチャル)をデータで比較し、エリアの傾向や節約の考え方まで、最短で判断できる形に整理します。

データで見る大阪の料金相場

ボタンで表示を切り替えて、プラン別・エリア別の料金データを視覚的に比較できます。

2025年の大阪コワーキング料金の相場は?

時間300〜700円、日2,000円前後、月額は1.1万〜1.7万円台が目安。 ブランドや立地で上下します。

短時間なら「時間300〜700円」が大阪の一般的レンジです。多くの施設は1日上限を設け、「日2,000円前後」で頭打ちになります。利用頻度に応じて最適なプランを選ぶことが、コストを抑える第一歩です。市場全体の動向については、外部の市場調査レポートも参考になります。

ONthe UMEDA

時間: 480円/30分〜 1日上限: 4,500円 月額: 40,000円

梅田の一等地。従量課金と月額プランで使用頻度に合わせて選べる柔軟性が魅力です。

コモンルーム梅田

時間: 1,100円/3時間 1日: 2,200円 月額: 17,600円

週に数回利用する場合、ドロップインより月額プランが圧倒的にお得になる代表例です。

BIZcomfort

時間: 550円〜 1日: 1,650円〜 月額: 11,000円〜

関西プラン(月額17,600円)で大阪府内の複数拠点が利用可能。移動が多い方に最適です。

billage OSAKA

時間: 700円〜 1日上限: 2,000円 月額: 15,400円〜

会議室無料などの特典が充実。価格以上の価値を提供する総合力の高い選択肢です。

エリア別料金傾向:梅田/本町/難波/新大阪

梅田・本町は高価格帯、難波は多様、新大阪は短期利用に強み。

大阪のビジネス地区は空室率が低く、特に梅田(坪約25,400円)や本町(坪約15,800円)では賃料が高止まりしており、柔軟なワークスペースが魅力的な代替案となっています。一方で難波・心斎橋エリアは価格帯の幅が広く、新大阪は出張者向けの短時間利用プランが充実しています。

表示中:時間料金/梅田

単位:円(税込)。料金は施設やプランにより変動します。

ドロップインと月額、どちらが得?

月2〜3回なら日利用で十分、週1以上なら月額検討。 月額17,600円は「日2,000円×9回」付近が損益分岐です。

費用対効果の軸は「利用頻度×1回あたりの単価」。下の計算機で試算できるように、BIZcomfortの関西プラン(17,600円)を例に取ると、日利用が月9回を超えるとコストが逆転し始めます。頻度が低いなら都度払いの日利用が合理的です。

料金シミュレーター

ドロップイン合計

¥16,000

(2,000円/日で計算)

月額プラン

¥17,600

(BIZcomfort参考)

補足ベンチマークとして、billageの日上限2,000円やコモンルームの1日2,200円が料金比較の指標になります。“まずは自分の利用回数を数える”ことが、賢い出費管理の第一歩です。

小規模オフィス(専用席・個室)の価格レンジ

専用席は1.6万〜5万円台、個室は「1名あたり」3万円台〜が目安。立地・仕様で差が出ます。

専用席

月額 16,500円 〜 50,000円

  • THE HUB: 16,500円〜
  • billage: 33,000円〜
  • Regus: 48,900円〜

個室 (1名あたり)

月額 29,500円 〜 48,000円

  • fabbit: 29,500円〜
  • BIZcomfort: 31,900円〜
  • billage: 47,300円〜

専用席はブランド力や立地が価格に反映されやすい一方、個室は平米効率や共益費の設計で価格差が生まれる傾向にあります。

価格は参考です。詳細は各施設の公式サイトをご確認ください。

バーチャルオフィスの相場と使いどころは?

住所のみ月550円〜、登記ありでも2,310〜3,850円程度。コスト極小で“名刺の住所”を整えられます。

住所利用のみ

月額 550円〜

名刺やWebサイトに掲載するビジネス用住所

法人登記対応

月額 2,310円〜

法人設立に必要な登記住所として利用可能

郵便転送や来客対応などオプションの幅が広いのが現在の特徴。法人登記の要否で最適プランが変わります。固定費を抑えたい個人事業主に特に有効です。

料金だけで選ばないポイント(設備・運用・アクセス)

Wi‑Fi品質、会議室枠、混雑時間、駅距離は必ず確認。 実際の使い勝手が費用対効果を左右します。

Wi‑Fi/音声通話

Web会議の可否や専用ブースの有無は重要。静音規定も確認。

会議室

無料枠や予約上限で価値が変わる(billageは会議室無料特典あり)。

運用

24時間対応/入退室方式/ドリンクや複合機の実費。

アクセス

地下鉄駅近/シャトルや駐車の選択肢。移動時間はコストです。

詳細条件や例外は施設の公式情報をご確認ください。参考資料は出典一覧へ。

万博・夢洲アクセス重視ならどこが便利?

ATC(トレードセンター前駅直結)は会場至近。ExBoxは時間1,000円・9〜20時で手軽に利用できます。

ATCビルと大阪湾の夕景、万博会場への近さを示すイメージ
「トレードセンター前」駅直結、万博会場までスムーズにアクセス

駅直結でアクセス抜群

最寄りの「トレードセンター前」駅に直結。「コスモスクエア」駅で乗り換えれば、万博会場までスムーズに移動できます。

ExBoxで仕事

ExBoxは時間1,000円(税別)で個室ブースや高速Wi-Fiを提供。9:00–20:00運用で出張ワーカーの“隙間時間”最適化に合います。

※軽いジョークをひとつだけ:財布が泣く前に距離と時間も見積もっておきましょう。

具体的な予算別モデルケース

個人は「日×数回」or「月1.5万円前後」、2名は小型個室や広域プラン、5名は個室+ドロップイン併用が現実解。

個人 (週1〜2回)

月額 1.2万〜1.6万円

ドロップイン or フリーアドレス

日利用(2,000円×月8回=1.6万円)か、相場中心の月額プランで十分。会議室の利用頻度が判断の分かれ目です。

  • コストを最優先
  • 利用頻度でプランを選択
  • 複数拠点の利便性も考慮

2名チーム

月額 6万円〜

小型プライベート個室

1名換算3万円台〜が現実的な選択肢。fabbit(29,500円〜)などがベンチマーク。固定席2名分も検討の価値あり。

  • セキュリティと集中環境を確保
  • 初期費用を抑制
  • 法人登記に対応

5名チーム

要見積もり

個室 + フリーアドレス併用

「コア&フレックス」戦略。3名用個室を拠点に、他のメンバーはBIZcomfortの広域プランなどを活用しコストを最適化。

  • 固定費の最適化
  • ハイブリッドワークに対応
  • 事業規模の変動に強い

契約前チェックリスト(短期・長期で異なる要点)

短期は“今すぐ使えるか”、長期は“総コストと運用負荷”。小さな条件差が月次で効きます。

短期利用のチェックポイント

  • 当日すぐ利用できるか(ドロップイン枠)
  • 時間・日単位の上限料金設定
  • 通話ブース・個室ブースの有無
  • シャワーなどリフレッシュ設備

長期契約のチェックポイント

  • 会議室の無料利用枠(月時間)
  • 24時間365日の利用可否
  • 法人登記・郵便物受取サービス
  • 受付スタッフの常駐時間と対応範囲

共通のチェックポイント

  • 駅からの距離と通勤・移動時の混雑具合
  • 複数拠点の利用可否(BIZcomfortの関西プランなど)
  • 入退室方法(スマホアプリ/ICカード)の利便性
  • 支払い方法(請求書払い・法人割引の有無)

FAQ

よくある質問を最短で。必要なら本文中の料金データも参照。

Q: 大阪のドロップイン相場は?

1時間300〜700円、日2,000円前後が目安です。混雑時は上限料金に届きやすいので利用計画を。

Q: 月額はどのくらい見ればいい?

1.1万〜1.7万円台が中心です。使う曜日や時間帯、会議室枠で最適解が変わります。

Q: 専用席と個室の違いは価格以外に何がある?

防音・施錠・収納など快適性とセキュリティが違います。1名換算3万円台〜が個室の起点です。

Q: バーチャルオフィスは登記もできる?

できます。登記あり月2,310〜3,850円程度のプランが一般的です。

Q: 出張で一時利用するならどこが使いやすい?

新大阪や梅田の従量系は当日使いに強いです。ONthe/アクセアカフェなどが分かりやすいです。

Q: 万博会場近くで作業できる?

ATC ExBoxが会場至近。時間1,000円・9〜20時で個室ブースやWi‑Fiが使えます。詳細はExBox案内へ。

Q: 日利用と月額、どこで切り替える?

月9回(1回2,000円想定)が分岐の目安。週1以上なら月額検討が合理的です。

※数値は目安です。最新は各公式情報をご確認ください。出典は出典一覧へ。

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